ゆっくりあるこう   by照美 yokoiterum.exblog.jp

大自然のかみさまと おなじほしにうまれたいのちにであう旅 唄いながら旅しています ~照美 


by yokoiterumi
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カテゴリ:てるみとBOO 12/12~12/15( 12 )

12月14日(水)
電話やメールをくれた何人かの友人たち
ブログ読んだだけでも泣いちゃうのに 会いに行ったら泣いちゃう
泣いたら悪いなぁと思うと行かれない・・・

1人で泣くとずっと泣いちゃうけど
みんなで泣くと ぜったいに笑って つながるから
ぜんぜん 気にしないで 素直なままであいにきてね
一緒に泣いて笑おうね

BOOのむくんで逞しくなった 腕や足をやさしくさすりにきてね

なんだかね
BOOのことさわってると
涙も出るけど しあわせになるっていうのは こういうことなんだなと学んでいます

BOOは間違いなく いま とてもしあわせ
みんなBOOにやさしい
BOOにやさしくしたくなっちゃう

なんでかな と考えて
正直にリアクションするというのは 大きいんじゃないかと思う
うれしいときは 嬉しい顔をして うれしい とニコニコ言えばいい
泣きたいぐらい幸せな時は 顔をくちゃくちゃにして 泣きながらしあわせと言えばいい
それが そばにいるわたしをも 正直にさせる

いつだって どんなBOOだって
やっぱり私に与える影響は大きい


薬を飲むときに流し込む水で ゲプっとげっぷするのもかわいくて


こういうの親ばかじゃなくて 何バカって言うんだろう・・・

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by yokoiterumi | 2011-12-15 02:17 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(4)
12月14日(水)
午後から 在宅診療の先生が病院までBOOに会いに来てくれることになり
昨日の今日だというのに 病院でも体制をするする整えてくれて
病院の主治医から 在宅の主治医にバトンタッチの席がもうけられた
医師と看護師とケースワーカーとわたしたち
昨日朝にはまだ思いもよらなかったことが 
もう 今 目の前で行われている

すごいなぁ・・・

こうしようと決めるまでは いつ何をどんなふうに決めていいのか
誰に何を相談する時期なのか
何だかよく分からないままだったけれど
おせっかいなほどの(本人談)看護師の友人の押しの強さ
もろもろの不安はとりあえずおいといて 本当はどうしたいのか
というところが 出発点なんだとやっとわかった一昨日
わたしとBOOがこうしたいと意思表示しない限りものごとが動かないということも
理解した

そして 意思表示した途端に
あっという間にまるく収まって流れ始めちゃった

これはケアマネやソーシャルワーカーの腕はもちろん 
関わってくれたたくさんの方々の力

初めてBOOの顔を見て質問する在宅の先生に
BOOは今まで自分が考えてきたこと 今思っていること
大切に話していた
ぽんちゃんと呼んでいることも

病院の主治医も交えての話し合いの中で
ギターを弾ける主治医に ぜひうちにギターを弾きに来て下さいとお願いすると
耳のあたりまで顔を赤くして  
「あぁ じゃぁ えぇ」
と なんとなくはっきりするようなしないような
そんな様子をみて在宅の先生が
「せんせい 彼らはブログにいろいろ書いてるみたいですから 言動に気をつけた方がいいですよ」
みんなで大笑い

昨晩から緊張して背中をコチコチさせていたBOOも
かわいらいい リスみたいな顔になって笑っていた

病室でふたりきりになって
カーテンをしっかり引いて 二人で 泣いた
「どうして こんなに幸せなんだろう
 なんで みんな こんなに よくしてくれるんだろう
 ありがたいねぇ ありがたいねぇ」
BOOは本当に小さい子どもが泣くように
わたしは それを見てこらえながら一緒に泣くお母さんのように
ふたりで泣いた


薬の影響なのか 病気の影響なのか
なかなか深く眠れず いつも眠そうにうつらうつらしては起きて
また うつらうつらしているBOOが
「BOOはもっともっと ふかいひとにならなくちゃ」
そしてまたしばらく うつらうつらして
今度はキリリと BOOらしい顔で
「てるみ BOOの直感だけどね
 在宅の先生は たぶん BOOとてるみを もっと深いところに連れて行ってくれる気がする」


夜 友人がきてBOOの手と足を一緒にさすりながら話をする
「こんなに とんとんと早く物事が進むなんて やっぱり 二人とも もってるね」
そっか もってるのか 私たち

帰り際 ご近所の方から電話 「おでんを作りすぎちゃったから とりに来ない~?」
あぁっ じゃぁこれからいきます~
「明日の朝 あっためて食べたらいいわよ」
ともらったけど
ストーブにかけて ちょっと味見 ちょっと味見 とやってるうちに
のこりすこしになっちゃった

部屋のベッドの向きも変えて 医療用の在宅酸素も設置して
BOOが帰って来れる準備は整った

台所の隣の和室を片付けて 勝手に来てくれる友人たちが過ごす部屋もできた
台所は もう片付けてもらおう~っと

いよいよ またあたらしい出発

うれしい

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by yokoiterumi | 2011-12-15 01:58 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(0)
12月14日(水)
今日もまた朝ご飯前に 「てるみ~ はやくきて~」
電話が来る前に何とか到着しようと思ったけれど 
病院の手前で電話が鳴った
おしいっ BOOの方が早かった~

前からBOOは こどものように可愛かったけど
ここ数日は もっともっと屈託なく かわいらしい
思っていることをそのまま
「あぁ きもちいい~」
「あぁ しあわせ~」
「あぁ てるみがいてうれしい~」

ほとんどのことを 喜んだり うれしいい~と何ともいえない可愛い顔で
言うBOOだけれど
ひとつだけ 首を横に振るのは ごはん
「ごはん たべれないの  おねがい たべれないから いわないで」
これに うんわかったよ というのには だいぶかかった

だから なんとかだましだまし 少しでも多く食べてもらえないかと
あの手この手
あの言葉この言葉
おかげで ご飯の時は ピリピリ緊張漂うムード
そんなんじゃ ちっとも効果がないことが分かった
BOOのなかでは それが自然なことなんだろう

今は この 一口が ひょっとしたら 30秒くらい寿命を延ばすかもしれないのにと 一瞬思うけど
いいやBOOが いやなんだから
と思うようになった

私はBOOのことを もちろんBOOというのだけど
二人きりの時には
「ぴれろっち」 と呼ぶ時も多くあって
これは 本名ひでお を舌ッ足らず風に言っているのだけど
そのまま 縮めて 「ぴぃちゃん」 と呼ぶこともある

「ぴぃちゃん」と呼ぶと BOOは 「ぴぃぴぃ」と返事をする
それが おかしくて
「ぴぃぴぃ」と返事してほしい時は
「ぴいちゃん」


とりあえず
いま 間違いないほうに進んでいるかどうかは
ぴれろっちの ゆうとおり


ぜったいに まちがいない

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by yokoiterumi | 2011-12-15 01:06 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(2)

⑨ みんなのBOO

12月13日(火)
ここ数日は 誰かから電話がかかってくると
BOOのタイミングさえよければ電話を替わるようにしている
みんなに愛されて 好かれて過ごしてきた
BOOの声をきいてほしくて

私自身の実感として 
肉体をもつBOOと過ごせる時間は 
そんなに長くないと感じている

それから ちゃんと会話が成り立つ時間も 
それほど長くないと私は感じている

でも 今でもタイミングがいいと わたしが惚れ直すようなイイコトを言う

もちろん
奇跡はいつ起こるか分からない
 

家で過ごすと決めたことを
いろいろなことを心配して電話のやりとりをしていた友人に伝えると
「そおか~ じゃぁ 家に帰ってることを 他の人にも伝えていいかなぁ
 みんなのBOOちゃんだしねぇ
 会いたい人いると思うんだけど 」

みんなのBOO

うれしいなぁ BOOがきいたらまた大粒の涙だなぁ
わたしも 独り占めする時間はたっぷりあるから みんなきてくれるのはうれしいなぁ

でも 来てくれる人の時間の約束をしたり 把握したり ピンポンなるたびに応対したりっていうのは
無理だなぁ・・・

あっ いいこと考えた
カギを開けっぱなしにしとけばいいんだ
10時から18時とか
それで 勝手にはいってもらえばいいや
私は一切お構いしない
台所と BOOの部屋に遠い一室をオープンにしておいて 自由にいてもらえばいいや
たまり場みたいに
勝手に過ごしてもらえばいいや
声は控えめにって貼っとこ
それで BOOの体調が良ければ 会ってもらおう
体調悪くてとても・・・というときは
同じ屋根の下のBOOをただ感じてもらおう
それでいいな

できれば ただお客さんじゃなくて ご飯作ってくれたり 片付け少ししてくれたり
お買いものいってくれたりしてくださいって 張り紙しとこ

遠方からの人には 是非 BOOの部屋に泊ってもらって
わたしは別室でぐっすり寝かせてもらおう

まぁ そんなにうまくいかないだろうけど
うふふ

まぁ 私はコーディネートしない ってことだけ決めとこ
どんなんでもいいや

わたしは何もしない

会いに来てくれる人 歓迎します

わたしとBOOは ジョンとヨーコのように ベッドでお待ちしています~

お昼御飯一緒に食べれるといいな
BOOも食がどんどん細くなっているけど
人がいると 少しはすすむだろうから

酵素玄米を炊いてくれる人 大歓迎
玄米はいっぱいあります
勝手に食べていっていいです

それから玄米粉でパン(天然酵母で)とかお菓子作ってくれる人もいたらいいな
玄米粉はいっぱいあります

持ってきてほしいものと言えば ほとんどないけど
いいお水を持ってきてくれるのはうれしいです


事前の電話はあってもなくてもいいです
電話は携帯 090-8569-2586 (照美) 
ファックス 自宅045-922-1714

タイミングが良ければ再来週あたまあたりに ちょっと旅行に出かけようかなと思っているけれど
留守にする時はこのブログに書きます

私からは電話でいろいろな人に この状況を知らせることをしないので
もし知らせたいという人がいる時には どうぞ知らせてください

それから 電話いただいた時
タイミングが良ければBOOにかわるようにします



いま BOOから電話
こんな時間なのに
「てるみ たばこを吸っちゃいけないって いわなくちゃいけないのに
みんな なかなか分かってくれない」
そのあと夜勤の看護師さんがかわって
『すみません どうしても 奥様に話したいことがあるというので電話してほしいということで電話しました』
BOO わかったよ
みんなに言っておくよ
タバコ吸わないでねっていっとくね
「うん そうして  じゃぁ おやすみ 」

いろいろな薬もカラダに入り始め ぽんちゃんも彩りを添えて
BOOのなかで おまつりがはじまっている

力を抜ききって BOOと一緒にいたいと思う


12月12日 病院のベッドの上で  大好きな大倭の手ぬぐいをあたまにかぶせて
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by yokoiterumi | 2011-12-13 22:49 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(10)

⑧  き~めた

12月13日(火)
午前中に 在宅の先生と会った瞬間に私の心はきまっていた
あとはBOO次第
BOOに確認することはひとつだけ
その答えで もう 決めようと思っていた

ここのところ 話す内容から
「いま」をとらえるのが少し不安定になり始めていると感じるBOOをよく見て
真剣に判断する話ができるぞという瞬間のBOOをつかまえて きいた

「BOO 胸水の息苦しさのことなんだけどね
解決方法はふたつ

ひとつめは また胸の水を抜くこと
でもいま溜まっている胸の水を抜くためには いまのBOOには輸血も必要なの
それで 穴をあけて 水を抜くよ
でも 前みたいに すぐに溜まっちゃうかもしれないから
胸膜癒着術っていうので肺に炎症をおこさせてふくらませることで
次に胸水が溜まりにくくなるかもしれないんだって
でも その場合は 炎症だからさ
痛くなったり 熱が出たりするかもしれないし
うまくいくか いかないかはやってみないと判らないんだって
でも 胸水を抜いたらいっとき楽になるかもしれない
そのためにはもうしばらく入院しなくちゃいけないんだけどね

もうひとつは 薬で呼吸の回数をコントロールして 苦しくないようにする方法だって
これだと 胸水はカラダにあるままだけど
薬は家でも飲めるから すぐ帰れるよ

BOOはどう思う?」

BOOは 抜いて溜まって また抜いて溜まって っていうイタチごっこはもういいなぁ
でも 水を抜くとあっという間に楽になるんだけどね~
でもな・・・BOOは早く家に帰りたい

「じゃぁ かえろう  それで それからはず~っと一緒に家にいよう」
うん それがいいなぁ
きょう かえれる~?
「う~んと それは無理だと思うよ 酸素も準備しなくちゃいけないから」
あしたかえれる~?
「看護師さんに相談してくるね」

BOOが家に帰ってくるのは明後日 15日

き~めた
BOOを我が家で あちらにまた生まれる日まで暮らそう
それが いつであろうと

自分で言うのもなんだけれど
きめたら わたしは とっても強い
いろいろなことを笑えるようになってしまう
わらうと また強くなる
不思議だなぁ

一昨日 救急外来で 私が泣いたことが知れ渡っているのかどうなのか
看護師さんが 何かにつけて つぎつぎベッドに顔を見せてくれて
「大丈夫~ ごはんたべてる~」
「そば離れると すぐに泣きそうになって探すでしょう~  さびしがってね~ うちの子と一緒よ~」
「あら 周りが心配しているより てるみさん元気だったわ」
「訪問看護も在宅医療も入るでしょうけど いつでもここに電話していいからね」
「キャンドルナイトのときに 唄ってもらおうと思ってたのに~」
「てるみさんいると 安心して寝るのよね~可愛い寝顔ね~」

BOOは 必要のない余計な思考がどんどん削がれていく
「BOOは本当に幸せ なんでこんなに いい人にばかり囲まれてるんだろう」
ほんとだね~
でもさ BOOもとってもいい人だよ
「う~ん 周りがいい人だから BOOもいい人になれるんだよ ありがたいねぇ」

今日はカーテンをしっかりとひいて
ほとんどに時間を BOOと一緒にベッドの上にいた
添い寝してみたり 足を抱いてみたり 人間座イスになってみたり
膝枕をしてみたり

時折看護師さんが用事でやってきても
かまわずそのままラブラブ
「いいわねぇ~ 安心しきった顔でね~ 」
今日は 私自身が 迷いがないから 多分BOOは安心なんだろうと思う

やっと BOOと自分自身を照らせる力がもどってきた


もうだいじょうぶ

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by yokoiterumi | 2011-12-13 22:00 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(0)

⑦ それならできるなぁ

12月13日(火)
朝 BOOから電話
「てるみ~ いまからすぐきて~」
行ってみると 5歳くらいの男の子のような顔でBOOが待っていた
ご飯がテーブルにあって 一緒に食べる
そばにいれば 安心

『BOO これから在宅の先生に会いに行くからね 
 もう行かなくちゃいけないからね 看護師さんに言っていくからね』

「うん~  わかった~ おわったらすぐきてね~」


ケアマネと合流して めぐみ在宅クリニックへ
初回の相談をする
私の不安の部分を話して
いくつかの質問のあと
それではさいごにひとつ と先生が私に質問したのは
「自分でトイレに行けなくなった場合 ご本人はどこで過ごしたいでしょう?」
家だと思います
「それでは あなたはどうですか?」
トイレ程度のことなら 家にいてほしいと思います

続けて先生が言った
「普通は トイレ ではなく 痛みが強くなってきた場合 と言う聞き方を医者はするでしょう
でも  病院にいても 痛いものは痛い
上手に薬を使えば 病院でも家でも 同じような状態でいられます
 こんなふうに考えてみてください
あかちゃんを病院で産んだお母さんが 家に帰る時
おかあさんがすることは何でしょう
3つだけです
ご飯 排泄 沐浴
これは医療ではないですね
おなじです」

12月5日に考えていたことがふと頭に浮かんだ それでいいんだな

昨日から今日にかけて だんだん整理されていく
じたばたとしながら
出来ないものはできない 仕方ない
やりたいことはやりたい きっとやれる
わかっていく

先生が続けて
「ちょうど明日 霧が丘に往診に行く予定です
ご本人に会いたいですね」


私が選ばなくても もうすすんでいる


言ったん家に戻って休もうと思ったらBOOから電話
「てるみ~
こっちもいろいろたいへんなんだよ~
シャワーとかさ
早く来て~」


かわいいなぁ BOO


午後は病院のソーシャルワーカと話す


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by yokoiterumi | 2011-12-13 11:35 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(0)

⑥ ゆれるおもい

12月12日(月)
今の状況を心配した友人たちが いろいろ動いてくれている

・わたしがわたしのまま BOOのそばにべったりいる
・BOOのカラダのケアをしてくれる人がいる
BOOとわたしの願いはその二つに絞られた
同時に 今後の暮らし方も二つの選択肢になってきた
①緩和ケア病棟のある病院への転院
②在宅医療
このどちらかで環境を整えることになる

BOOの調子が悪い時には 何かと余裕がなくなって
やさしく笑えず 必死の形相になる自分のことを思うと
なかなか②と選ぶことができず
BOOのそばにいること以外は全部 おまかせの①がいいだろうか・・・
と大分傾いていた

BOOが少し気分のいいときに話しをする
「BOOは①でもいいよ てるみもそのほうが楽だしね
 家に一度帰って それから①にいこうか」BOOがいう

そうだな 私も周りに専門のスタッフがいて 私はただBOOのそばにいるなら
安心で楽だとおもう
候補の病院には ライブで行ったことがあって 
先生も看護師さんも信頼できる方々だとわかっている
家族が長時間一緒に過ごすこともできる

そんな話をしている時に 訪問看護師をしている友人から電話がかかってきて
①の線で話をBOOとしているんだというと
これから行くから と病院にやってきた

ベッドの横の床に膝まづいて BOOの手を握りながら
「BOOさんは これからどうしたい?」 とききはじめた
『おうちにかえりたい』
「そうだよね おうちにかえりたいよね」
『おうちにかえって ずっと てるみといたい 』
「そうだよね てるみちゃんがいればいいよね 」
『痛みとか息苦しさがなければ BOOはそれだけでいいの あとてるみがいれば いいの いえにいたい』
「そうだよね てるみ~ってよんだら すぐてるみちゃんが は~いってくればいいよね」
『そうなの 夜に看護師さんを てるみ~って呼んじゃった』
「そうだね じゃぁ かえろう はやくおうちにかえろう」

それから私の方を向いた彼女が 目を真っ赤にして いっぱい涙をためて
「てるみちゃん 大丈夫だから 帰れるから 
家でじゅうぶんできるから 私も全力を尽くすから
手伝うから
BOOさんの大好きな庭の見える部屋で
BOOさんの作品を見ながら 家で暮らそう 
かえろう 
すぐに在宅の先生決めて 主治医の先生に紹介状書いてもらおう 
BOOさんのケアマネと 私も話したい」

大きく大きく 背中をおされた

BOOが友人にいう
「どうもありがとうね ほんとにありがとう 
今日きてくれてありがとう
病気をしてから BOOはしょっちゅう泣いてるんだよ
いたいんじゃないよ
みんなの親切が ありがたくて ありがたくて」

3人で目を真っ赤にしながら
ケアマネと電話で話して 明日在宅医療のクリニックへ相談に行くことにする
明日お昼までには自分たちなりの結論を出そうと考えている

面会時間ぎりぎりに ようやく主治医が病棟に戻ってきた
①と②の両方で今考えていること どちらにしても
早いうちに家に帰ろうと思うことを話し 
在宅の先生を選ぶことについての意見をきく
無理なのは承知だけど ほんとうは このまま主治医に往診してほしい気持ちも伝える
水曜日の朝に主治医と 決めることにした
どちらにしてもすぐ 紹介状や資料提供できるように準備してくれることになった

ちゃくちゃくと 早いテンポで準備が整っていく


あとは 私次第



②と決心した時には 皆さんよろしくお願いします
ご飯作りやおそうじなどのお手伝いに来てください


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by yokoiterumi | 2011-12-13 00:00 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(0)
12月12日(月)
BOOは それほど昨日と大きな変化があるわけではなくて
少し落ち着いていると言った感じ
呼吸が深くできない不快感で ストレスがたまっているという感じ
多分そうなんだと思う

足が冷たいので
足をふいてアロマクリームでマッサージして しばらくBOOの足を抱いている
足一本あたためるのに 私の両手とおなかとももを総動員
ニワトリみたいだな
自分でおかしくなって ふっと笑う
手や腕をさすろうとベッドに腰掛けていたら 姿勢が不自然なので腰が痛くなってしまい
ベッドに乗ってさすっていたけど

ええい めんどくさい いっしょにねちゃえ

添い寝したまま手をさすっていたら
ほんとに寝ちゃった

主治医と今後のことを相談するために BOOの妹とBOOの長女メッポちゃんが来る
なかなか主治医が担当している今日の仕事が終わらず 待ちながら
いろいろな話をメッポちゃんがしてくれる
「ただ家に帰る道でも おとう(BOO)と一緒だと 
すぐゲームしてるみたいに面白くなっちゃうの 
白線の上を歩いて帰らなくちゃいけない とか 
途切れたら3秒で次の白線に乗るとか 」

BOOが昔生活クラブの職員だった時 
毎夏 企画リーダーをしていた河口湖での子どもキャンプの話
メッポちゃんも参加していて 
今考えたらありえないプログラム(わらしべ長者ゲームとか捨て子ゲーム)も
とにかくおもしろかったこと
一つ一つの思い出も どれもこれも大笑いものだったけれど

いちばん 私の心に残ったのは
「それでね 子どももすごく楽しかったけど 
スタッフしていた大人たちを見てたら 
おとう(BOO)に感化されていくかんじがしたの 
みんな初めの頃と違っていくっていうか・・・ おとうはそのまま変わらないんだけど」

わぁ~ 実の娘がそんなふうに見ていて ちゃんと親に言うんだぁ・・・
すごいなぁ この親子

そして・・・わたしも感化されたひとり
こんな大人には出会ったことなかった驚き もっとそばにいたいと思う人

冷えているBOOの手に手袋をはめたメッポちゃんにBOOが
「メッポありがとう」といったら
『えっ そんな こっちこそありがとうだよ  ありがとう おとう』 
それが なんとも自然で その言い方がBOOにそっくりで 見惚れちゃった

夜ごはんの時間を気にして ずいぶん早くに食堂へ行きたいというBOO
メッポちゃんがついていてくれたので わたしはBOOのベッドで
主治医が来るのを待つという口実のもと すやすや 油断したら また寝てた

そしたら カーテンがあいて
「回診で~す」

・・・・・・。
あっ・・・・あのぉ・・・・・・・。
本人はもう食堂へ行ってます。
わたしはお留守番で・・・。

回診のドクターは さすがに笑いながら
「あっ そうですか いいですよ (そのままで)
 どんな様子でしょうかね 今日は」

あ~ 酸素をして少し気持ち楽みたいですけど 気分すっきりと言うわけではないみたいです

「そうですか わかりました~」


大役を果たした
 
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by yokoiterumi | 2011-12-12 23:01 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(0)

④ おにぎり

12月12日(月)
温泉に向かう途中 病院を通り過ぎた頃 友人から電話
「どう?」
ここ10日ほどの間に何度かBOOの顔をのぞきに来てくれている
状況を話すと
直感をふくめ いくつかアドバイスをくれる
わたしの直感と ピタリとあうところがあって
冷静になる

車を止めたまま すぐに病院に電話をする
でも月曜日の朝 電話が混雑していて つながらない
何度も何度もかけたけれど つながらない

よし こうなったら 行こう

病院の駐車場に行くと 満車ではいれない
待ちながら電話をする
電話もかからない

こんなに するりといかないとき
いつもBOOとわたしは
力で押し切らず 今こちらではないということなのだろうと理解する
まずはこの状況を ゆだねよう
BOOにとって わたしにとって
最善にすすんでいることを信じよう

温泉であたたまって
自分用のサンドイッチを買って帰ってくる

家に入って荷物を置いた途端に ピンポン
「いなかったらドアノブにかけていこうと思ってたのよ~」
絵本「ここにいるよ」のなかのCD「あいたくて来ちゃったよ」を背中がぞくぞくするほど感じると 大変気に入って下さっている
ご近所の方が紙袋を持って立っていた
「BOOさん どうですか~
 あのね 何かしてあげられないかなぁと思って
 てるみさん ご飯食べてるかしらと思ってね
 うちには あたたかいご飯しかなかったから 
 おにぎり作ってきたの~」

また 泣いちゃった

BOOが家に帰って来たら BOOとわたしのご飯作りに来て下さい とお願いしちゃった

まだ ほんのりあたたかくて 海苔のいいにおいがするおにぎりを食べながら
おにぎりの塩のしょっぱさと 私のカラダの中からしみでるしょっぱさが
よくよく 噛んでいるうちに 
甘くやさしくなっていく

今日は面会時間を破って 少し早くBOOのところへいこう
頂いた おにぎりを かばんに入れていこう

以心伝心 BOOから電話が来た
ちょっぴり恨めしそうな声で
「てるみ~ きょうは10時に来れなかったの~」
BOO 今日は15時からの日なんだよ
でも約束破って13時に行くね
これから家を出るよ
「うん~ わかった~」


いまのココロ  深く愛おしく柔らかな感じ
かさかさとしたつらさではなくて あったかいつらさ と言えばいいのかな


BOOと大事に過ごしてきたから いま感じているわたしのココロの動きが
私はとても愛おしくて
大切にしたくって
BOOに私の手が触れているように
私に私の手が触れているようで

整理されないまま
ブログにのこします


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by yokoiterumi | 2011-12-12 12:06 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(2)
12月12日(月)
昨晩は自分の布団を敷かず BOOのベッドに入って寝た

朝 友人からの電話で目が覚める
お互いの近況を話して ひとりで少しずつカタチになっていったものが
はっきり言葉になる

コスモスのような花の 花びらがひとつひとつおちて 
身にまとっていたうつくしいものをひとつひとつおとして
キラキラ光る芯がのこるようだね

のこるたいせつなことは わたし であって BOO

いろいろなことを考えて いろいろなことを どれもこれもしようとすると
違うエネルギーのわたしになっちゃう
でも これから大切なのは
わたしが私のままのエネルギーをBOOにそそぐこと

友人がいう
「そうだよ いつもの ポーっとして ほわ~っとしている照美ちゃんじゃないと~
たまには森に行った方がいいんじゃない?
いままでみたいに
照美ちゃんをてるみちゃんが愛しながら BOOちゃんを愛するようにね~
BOOちゃんの好きなてるみちゃんでいなよ~」


なんとなく心配事もいろいろ 家事したいこともいろいろ
でも 
まず 近くの温泉の朝風呂 いってこよ


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by yokoiterumi | 2011-12-12 11:43 | てるみとBOO 12/12~12/15 | Comments(0)