ゆっくりあるこう   by照美 yokoiterum.exblog.jp

大自然のかみさまと おなじほしにうまれたいのちにであう旅 唄いながら旅しています ~照美 


by yokoiterumi
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カテゴリ:うまれるひまで12/25~1/6( 34 )

BOOの告別式を終えて家に戻り ひとくぎり
 
ここ何日間か コメントやメールにお返事することができずにいました
コメントをどうもありがとうございます
メールをありがとうございます
それから 心の通信や
ただ見守ってくださっているたくさんの目に 感謝しています

このブログには閲覧数が分かる設定があって
どのくらいの方がブログを読んでくださって
心を寄せてくださっているのか 
時々知りたくなって数字を見に行くことがありました
私が思いつかないくらいの 大勢の方が
気にかけてくださっていることを知って
どこのどなたなのか分からず お礼を言うこともできないけれど
まなざしを向けてくださっていることに ココロがしくしく言いだして
涙がぽろぽろと落ちる夜もありました

コメントやメールを読んで 
ほうっと心に何度も風が通り抜けていきました

ここ数日はとくに
まったく自然体でいるというわけでもないもので 
疲れもあるのだけれど
でも 見守ってくれている目があるということが
どれだけ支えになっていたか知れません

ほんとうに
ほんとうにありがとうございます

BOOがおしえてくれることは
まだしばらく 続くのですが

BOOはあちらにうまれて 今 松明をかざしながら(ときどき振りまわして 場を浄化しながら)歩いていることを 友人づてにちゃんと確認できたので

「うまれるひまで」 をとじます

次からは「2012年」で またつれづれなるままに書き連ねようかな
まぁ しばらくは BOOに関係することが多いだろうけれど
無理せず自然に ゆっくりと あるいてみます




どうもありがとう

本当に どうもありがとう




 
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by yokoiterumi | 2012-01-06 20:34 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(2)

34  火葬

1月5日(木)
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隣接している火葬場へ BOOのあとを 住職を先頭にみんなで歩いて向かう
なんだか 住職の後について 歩いていると
幼稚園の子どもになった気分で 何だか可笑しくてニヤニヤしてしまう
ガラスに映った 私たちの行列をみると 
大分多くの方が残ってくださって みんな だらだらとつながって歩いていて
やっぱりおかしくなってしまう
住職も 初めての場所なので きょろきょろあちこち見ながら
「あんまりキョロキョロしない方がいいかね」
と振り返って私に聞く

みんなでBOOを見送った後 控室でビデオを見ながら
でもそれぞれに話が弾み あっという間に時間が経っていた
もうそろそろなんじゃないかという頃に
「あいたくて来ちゃったよ」をみんなで唄おうということになって
ギターを持つ

2番の「ほぉら ボクはげんき」のところを男子で唄ってもらおうとするけれど
声が小さくて それはそれでかわいらしい
みんなで唄いながら いままでBOOに話しかけていたことを
そのまま 一緒に向き合ってくれる会場の方に話しかけて唄えばいいんだなぁと思う

せっかくなので みんなが知っている唄をと思って
「ふるさと」をうたう
3月に宮城へ行ったときに この唄をうたった
そのときには こちらの世界とあちらの世界
肉体を持つ者と持たないものが 互いに向き合って唄っていると感じた唄だった事を思い出していた
BOOをふくめあちらの方々と
わたしをふくめこちらのみんなで 向き合ってお互いに唄声を交換しあう

最後に 住職に挨拶してもらう
「BOOらしいというか とても楽しい式だったね」 
という 住職の感想に その場のみんなが頷く
わたしは住職のおしゃべりが大好きで
お寺に遊びに行く時も 私はよく住職に質問をするが
このときも 葬儀の際に手に持っていた道具は何なのかと質問した
いつものことながら
住職は まず 「よく分かんない」と答える
そのあとで こんなふうに言われているけど 実際にはわからないとか
おそらく こうだろうと思うけれど ほんとのところは分からない とか
説明をくわえて教えてくれる

でも この 「わかんない」といってくれることが 私はとても好き

分からないけれど やる
分からないから何もしなくていいんじゃなくて
何とか こうしたらいいんじゃないかと考えてやってみる
そういうことが大事なんだと思う と住職がいう

49日法要も とらわれずに 思いのままやってごらんと言われる

私はほんとに幸せだな
まわりには 背中をちゃんと叩いたり押したりしてくれる人がそろってる

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一昨年奥さまを亡くされた住職と
わたしたち 未亡人どうしですね~ と ツーショット
話を聞いてみると 住職は どうやら好きな人ができたらしい
「住職が幸せになったら うれしいなぁ 善は急げですよ」 というと
『そうだね おれも70だからね』
「結婚式には唄いに行きますから」



火葬が終わり 住職とわたしと メッポちゃん3人で確認に行く
扉があいてでてきたBOOの骨は 想像していたとおり
それはそれはしっかりとしていて
男らしい身体をしていた

集まって下さった方全員でBOOの骨をひろう
沖縄の海の砂浜に打ち上げられたサンゴのようだった

親族で精進落としに行くので 来てくれた方々に挨拶をして別れる時
「ばいばいおっぱい」のつるいさんが いいこと思いついたという顔で話しだす
「てるみさん これ映画になる気がする
 はじまりのシーンはBOOさんのお葬式で 
 集まる人々のエピソードからBOOさんが浮かび上がっていくようにしてね
 配役も浮かんだわ~
 照美さん役は 照美さんがやって
 BOOさんの役はモト冬樹なんです 」

うわぁ すごいわ
出来そうな気がしちゃうわ
でも・・・ モト冬樹かぁ・・・。
BOOの方がかっこいいなぁ (スミマセン)

かえりはBOOをボンゴに乗せてシートベルトをしっかりしめて
落ちないようにしてかえってきた

精進落としのあと 家に戻ると 手伝ってくれた友人たちが待っていてくれた
誰かがいてくれる家に帰って来れたことに
感謝している

ありがとう
ありがとう





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by yokoiterumi | 2012-01-06 19:47 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(2)
1月5日(木)
儀式が終わり お別れの時間
ふと 時計を見ると 約束の時間は とっくに過ぎていたけれど
もう しょうがない BOO時間はやっぱりBOOにしか扱えない

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私はBOOの胸元に一輪の花を添えて BOOの帽子や持たせたいものを持たせると
あっ いまだ~ とBOOのそばでギターを弾くことにした
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森の唄 ゆらりん そのほか BGMのように
ゆっくり唄ったりギターを弾いたりしながら
みんながBOOにお花を添えてくれる様子を見ている
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子どもたちが
「BOOはこのあと どうなるの?」と おとなに聞いている
これから煙になるんだよ
「え~ けむりになったBOO 見たい~ それからどうなるの?」
赤ちゃんになるんだよ
「え~~~ 赤ちゃんになったBOO みたい~」
・・・・・。 わたしもみたい。
そばにいた大人が
「しばらくしてBOOそっくりの赤ちゃんがいたら 笑っちゃうよなぁ~」
・・・。うん  そうだね
「今年はうるう年だから あり得るよなぁ~」
・・・・。ちょっと 早すぎるかも・・・。
たしかにBOOは2月29日生まれなんだけど。。。


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あっという間に 花だらけになっていくBOOを見て
思わずふきだしたら 
周りの人も 大笑い
あぁあ やっぱり 何やっても 笑うんだよね BOOの場合
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出棺間際の喪主挨拶の頃には
角度によってはBOOの顔が見えないくらいのお花のなかに
BOOはかくれんぼしているように ねそべっていた

お花の埋まるBOOを見ながら ふきだすくらい笑ってリラックスしていたとはいえ
挨拶するとなると やっぱり ココロがふるえてこみあげてくる
でもBOOが
話してほしい 照美しっかり と言っているように感じて
ひとことひとこと 呼吸を整えながら ゆっくり話していった

どんなにつらいことも 困難も 
BOOは 楽しく豊かにしてしまう人だったこと

病気になってからの数カ月 ただ暮らすことからたくさん学んだこと
今を ただ生きることだけでよかったこと
生きることと死ぬこと 終わりと始まり 肉体を持つ者と持たないもの
みんな一緒にいると感じたこと
死ぬことはおそれることではないこと
おわりでもないこと
友人たちにめぐまれて
わたしたちが 大切にしたい生き方を 支えてもらったこと
幸せな時間だったこと
感謝の気持ちを 多くの人に伝えたいこと

思いつきでつらつらと まとめもせずしゃべったけれど 話し終えたときに
その場にいた方々が あたたかく拍手してくださった
あとになって住職に 
お別れのときに唄うのも初めてみたけど
挨拶に拍手なんて初めてだと言われた
BOOがニッコリ笑っている顔が浮かぶ

ギターを背中にしょったまま
棺の蓋をして小窓をしめる
「BOO いっといで 」




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by yokoiterumi | 2012-01-06 16:08 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(0)

32 儀式

1月5日(木)
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開式前のしばらくの時間 喪主の席について目を閉じて黙想している

住職が入場してくる足音をききながら
昨日とは全く 場が違うと感じる
なにかをはっきりさせるとき そんな気配を感じる

葬儀と追善供養 告別式の流れを住職が物語を語るように低く渋い声でうなり
「よこいひでおさんの ちょっと短かったけど豊かだった生涯に思いを馳せて
 皆さんとお勤めしていきたい」と結んで 儀式が始まる

お経をあげるというよりも ひとつひとつ言葉で伝えていく 
BOOとこの場にいるみんなで確認しあい
納得しあいながらすすめているという感じがする
住職の唱える言葉に 時折 私の心と体が 雷に打たれたように反応して
涙があふれてくる
かなしいというよりは ありがたくてうれしい
ほんとうにありがたくて 涙があふれるという感じ
一体どの部分のどの言葉に響いたのかは自分でも分からない
住職に促され BOOとわたし 
BOOを導いてくれている多くの目に見えない存在
肉体を持って集まったこの場のみんなと 
遠くから心寄せてくれる多くの方々の
おもいが作りだしている エネルギーのうねりに 
わたしは感応しているのかもしれない

カラダをふるふると震わせながら
何度も涙をふいた

御焼香に立った時 はっきりと 今までとは違う何かを感じて
いままで いろいろな場所に二人でお参りしてきたときに
いつも二人でしていたように
ふかくふかく ふかくふかく 頭をさげる
私の頭頂とおでこから なにか一筋 発し 交信している気がする
見えない存在としてのBOOをとらえた感じがする

弔辞がわりに よんでもらった二つの手紙
うれしくて ありがたくて やっぱりこみあげてくる

「BOO!
てるみさんと彩雲を見あげ 鍋底で泳ぎ、伊良部幼稚園で笑った!
 たくさん旅をして、たくさん人と出会って、すべてを分けてきてくれたねー
 終わりの時も光に満ちていて 光の世界にいかれたんだね
 幸せだったね! その人生に 心から おめでとうございます!」

「横井さんは幸せ者だ
 次の世界に行く日を見守ってくれる人に恵まれて出て行った
 おれは雪が消えたら再びあの湧水に行く
 湧き出る水も、芽吹く若葉も すべて貴方なのだと思う
 だから必ず 貴方に会いに行く
 そして様々なことを気のすむまで 語ってくる
 貴方はいつでも おれたちの森にいる
 だから 悲しくない
 春が楽しみだ   再会できるから 」


たくさん たくさん 心に響くお手紙が届いていた
ほんとうに
ありがとう
ありがとう

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by yokoiterumi | 2012-01-06 15:40 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(0)
1月5日(木)

朝 もうひとつ 私とBOOがしたことがあった 
まだ  朝早く
どうしてもBOOのカラダがあるうちに電話したい人がいて
でも 忙しいのにわるいかなぁ・・・とちょっぴり迷っていると
友人が ぼぉおんと背中を押してくれて
失礼を承知で BOOの隣に立って電話した

あわてて 電話を探してとってくれた様子
なんとなく かわいらしい応答から(スミマセン)
あっ これは寝ぼけてるぞ・・・
わるかったなぁ と 少し申し訳なく思いながらも
でも一方的に言いたいことを話して
気持ちはすっきりとして電話を切ると 

すぐに
「すみません ちょっと別な理由で寝ぼけていて」 と電話がかかってきた

ほんとうに いい時間をありがとうございました
「ありがとう」
ただ それだけ BOOと一緒にお礼が言いたくて

たった15日間のお付き合いだったけれど
私たちにとって 一瞬たりとも逃したくない時を
ほんの数歩先だけ うすら明りでちらりと感じさせてくれながら 
心の平安をたもったまま BOOとわたしが暮らせるように支えてくれた
在宅の先生に電話したかった

あちらへ産まれる際の 助産師のように 
見えないものをみて 聞こえないものを聴いて
自分のペースですすんでいいことを BOOに伝えてくれた
BOOが すべてBOOの命の主導権を握っていることを
わたしに しずかに気づかせてくれた

「こちらこそ  ほんとうにいい時間をありがとうございました
 きっと今日もまた いい時間を過ごされることでしょう」
これからもよろしくお願いします と挨拶をして電話を切る
次に先生に会う日がとても楽しみだな
BOOの最後の診療の日に先生を見送る時玄関で
1月17日に『生まれる』という映画の上映会をするのでどうぞと誘って頂いた  
このタイミングで『うまれる』かぁ・・・と息をのんだ
めぐみ在宅クリニックに ふらりと行こうかな

さて やり残しは もうないかな

まぁ あっても どうってことないんだけど


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by yokoiterumi | 2012-01-06 13:33 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(0)

30 はじまりの朝

1月5日(木)
BOOの隣の部屋で からだを横にして休んだものの 
結局 眠ることはできなかった 朝
何を考えることもなく ただ ぼーっと横になっているのにも飽きて
BOOのそばにいく

BOOのエネルギーを具体的にキャッチできる友人たちから 
BOOが自由に動き回っていることを聞いているので
意図的に注意を向けない限りは カラダがある時間はあとわずかだということも
私を刺激することではない

ピンクのパジャマで寝ていた有里さんも着替えて起きだしてきて
わざわざ BOOに唄うために積んで来てくれた楽器を車からとってきて
唄ってくれた
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BOOは半月ほど前に この友人あてに ひとことでいえば 「いいものはみんなで共有して豊かにしよう」というような条約を交わしたいと伝えたhttp://yokoiterum.exblog.jp/17367999/
それは わたしたちにまいたBOOの一粒の種で
それがどんなところにまかれて どんな水を吸ってどんな栄養を吸って
どんなふうに育つのかは 誰にも計画できないことだけれど 
なんだか 私も有里さんも 感動している

私たちは それぞれアーチストとして 
自分のできることで表現を重ねているけれど
このBOOの発案以来
それは個々バラバラの物ではないという実感が深まってきている
また そういう仲間は 音楽のジャンルだけではなく 
たとえばお医者さんやお坊さんやお店やさんや
おかあさんや おとうさんや ありとあらゆるたくさんの人が
それぞれのできることで 同じテーマを表現していることに気づく

おなじ流れの中で表現して生きていることに きづくとき
それはそれは心強く頼もしく もっと大きなうねりになって動いて行くだろう
きっと なにか分かりやすい形で 
BOOお得意の大ぶろしき広げる日が近くあるだろう
えーと たぶん 私がぼけーっとしているのを見かねて
だれかが助けてくれると思う
たすけて~


開式の1時間前 まだ数人の友人しか集まっていないとき
BOOのそばで 私もギターを持って うたった
告別式は 時間に制約があるので 唄う時間はないからと住職に言われている
だから BOOのカラダと一緒にうたうのは これが最後なのかもしれない
でも べつに特別感慨深いものでもない
そんな ほんとに しずかに自然な感じの朝


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通夜に引き続き 生活クラブ霧が丘デポーの方々を中心に友人が受付の手伝いに来てくれた
年明け早々 ほんとはとても忙しいはずなのに
ばしばし 受付をこなしてくれる
一言お礼のご挨拶したいと思ってフロアに出ると 
訪れてくれた いろいろな方と話しこんでしまい
受付まで辿りつくことができず 時間が経ってしまって 
受付の方には お礼の挨拶もろくにできないまま すぎている

住職が友人と一緒に到着して 葬儀社の担当の方と3人で打ち合わせをする
住職が「お別れの時間を15分くらいとれるように がんばって(いそいで?)やるから
 11時5分前にこの会場を出発して火葬場にみんなで移動できるように
 喪主挨拶は出棺の時でいいね  それから弔辞はどうなってる?」

えっ 弔辞・・・?
・・・・・・・・・・・・。
『あっ じゃぁ 弔辞の代読という形で とてもいい手紙や電報が届いてるので 読んでもらおうかな』

「うん じゃぁ それでいいよ  お手紙どうぞって言うから よんでください」

どれもこれも 読んでほしい中からふたつ
沖縄伊良部島から届いた電報と
福島只見から届いた手紙を選んで 係の方に渡す

そんなこんなしているうちに
たくさんの方が 今日もまた集まってくださっていた
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葬儀のはじまる前の時間 BOOの唄声をユーチューブの映像で聞きながら
過ごしてもらう
ここでもやっぱり『ヘビの唄』のヘビ学者は人気を博している
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BOOの古い時代の友人たちが
25年前のBOOを取材してくれた 週刊誌の記事を じっと見ている
横浜寿町で たまりば「ユンターク」をやっていた頃の記事
対象は老若男女問わず
溢れんばかりの愛情が体中にあふれて色っぽくて 
でも少年のようにきらりと光るBOOの目は
私が出会った15年前は もう少し落ち着いていた
それでもまだ 色気はあって 会うたびにドキドキしたことを思い出す
ここ最近は随分落ち着いて とけあってなじみきっていたけれど

わたしのしらないBOOは
これまた魅力的
あぁ しりたいなぁ

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by yokoiterumi | 2012-01-06 12:31 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(0)
1月4日(水)
今回 きっと 始まってしまえば
通夜葬儀といえど
いつもの如く やりたいように勝手にカラダが動いてしまうことも分かりながら

それでも 基本的には
ふつうの お通夜とお葬式にしようと準備をしていた
青梅聞修院の住職も
「えっ 普通にやるの・・・? まぁいいや ちゃんとやるよ」

規格に合わせて準備をする とか パッケージにおさまるという経験が
まったくと言っていいほどない 弥勒にとって
すすめられるままに 首を縦に振るとは こんなに楽で
でも後になって びっくりすることが待っていると学ぶいいお勉強

びっくりしたのは 費用のことが一番・・・
それで 首を一度縦に振った以上 しょうがないなぁ
まぁ きっとなんとかなるさ
と またいつものように大して気にせず過ごしていたら
ぞくぞく 顔を見に来てくれた友人が あれやこれや いろいろな案を出してくれて
手伝いがいればすむことは 自分たちでやろうということになった
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そんなわけで BOOのカラダが家を出発する通夜の日の昼から 
御骨あげがおわるまでの葬儀の日の昼まで
24時間 友人たちが わたしのまわりで ウロウロ うろうろ 何かをしていてくれることになった
ライブみたいだなぁ・・・
途中で相談されても あまり判断する力がないものだから 
「まかせるから好きにしてね~」とお願いする

しばらくして 様子を見に行くと
「うわ~~~~~~ すてきっ」
そうか・・・わたしたちって こういうイメージなんだ~
と妙に納得したりする
と 同時に私自身のテンションがぐぉ~っとあがってきて
半ば力は抜けていたのに じゃぁ 字を書いちゃおうかな~ とか
もう一枚 作品を車から持ってきちゃおうかなぁ~ とか
遊び心がうずいてうずいて
気づいたら すっかり楽しんでいた・・・
15年かけてBOOに刷り込まれた 『なんでも楽しく豊かにする』 能力全開
友人が送ってくれた木の実や 庭の草木をのせたらどうかな
うわぁ いいわぁ
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通夜振る舞いの片づけをしながら 
閉門ぎりぎりの9時前まで手伝ってくれた仲間たちと
一緒に立ったまま食事をする
なんだかもったいなくて 開けれなかった~と
遠慮してくれていた飲物の栓を 
いいのいいの へーきへーきと ポンポンと抜いて
みんなで BOOに献杯しながら

こっちはどんなだったの?と聞くと

たくさんの方が来てくださっている様子を見て
絶妙な判断で 何度も途中で買い出しに行ってくれたこと
来て下さった方が 飲んだり食べたりしながら
「いやぁ BOOさんはしあわせだねぇ~」とずいぶん長く
BOOの喜びそうな 言葉を ボトンボトン 落っことして帰ってくれたこと

大変だっただろうに みんなが おもしろおかしく
愉快に準備や片付けや その他もろもろのことを話してくれることが
本当にうれしい  ありがたいなぁ
最年少マネージャーも手伝いに参加 お姉ちゃんと2人で しっかり花を添えてくれていた
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住職の送り迎えや ごみの後始末まで  細かなところまで
たくさんの手があって 無事に一日目を終えることができた

直接的に すぐ近くにいて 今手を差し出してくれている仲間のうしろに
あちらこちらこらから 
直接手を差し出すことはできないけれど ココロいっぱい寄せてくれている 
たくさんの方々のエネルギーがあつまって 
おおきなおおきな暖かな波が
ここにいる 仲間たちを 包んでくれている

そんなふうに感じている


閉門ぎりぎりで仲間たちを見送った後
BOOのカラダのお守りの役目で 一緒に泊ってくれたのは
BOOの娘夫婦と 3人の友人たち
時折集中力が散漫になりがちなわたしのフォローをしてくれると思いきや
気合十分でピンクのパジャマに着替えて床に入る友人を見て
なごむなぁ~~~~~~~
ありがとう

警備の方に
渦巻型のお線香に火をつければ 朝まで大丈夫ですと説明を受ける
換気扇が止まるので ローソクはつけないようにといわれる


夜 弔電や BOOあての手紙にひととおり読んで
そのたびに ありがたくて 涙が湧いてくる


みんな みんな ありがとう
今日もみなさん ありがとう
明日になっても ありがとう
ありがとう  ありがとう




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by yokoiterumi | 2012-01-06 10:50 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(4)

28  喪主 初日

1月4日(水)
喪主のリボンをつけて 喪主の席に座る
ロサンゼルスの友人から 国際電話がかかってくる
「どうしても電話したくて 電話したよ」
懐かしい声がする
声を交換し合って それだけで すべてが満たされる
うれしい



目を閉じて 黙想する
しずかにしずかに 深いところへ深いところへ
波風立たない 深い海の底を思い浮かべて 目を閉じている
とにかく
私は 力を抜いて まっすぐありたい


導師入場 のアナウンスがながれ そっと目をあける
正装の住職が席に着く
住職が 縁あってBOOの通夜葬儀のために青梅の山から出てきたこと
BOOの通夜を みんなでとりおこなうこと
お経をみんなでよむことをまず 私たちに伝える

いつもお寺に寄った時におしゃべりしてくれる住職じゃないみたいな(スミマセン)
しびれるほど かっこいい住職がいる
あぁ 来てもらってほんとうによかった
だいじょうぶ
この二日間 ただまっすぐにお勤めできる うれしい

打ち合わせ通り お経を詠んで10分ほどしたところで
住職が 『喪主挨拶 そのあと唄をうたいます』
 唄は唄っても唄わなくてもいい 任せるって言ったのに・・・。

わたしはとても落ち着いていた
挨拶に立ち BOOのことを話し始めると やっぱり声が詰まるけれど
でも 伝えたいことは マイクを持てばポツリポツリと出てきた
ときどきBOOの方を振り返って
「これでいい・・・?」と確認したくなる

BOOが 私と暮らし始める時に 私に言った二つのことを話した
ひとつは「絶対に退屈はさせない(私に)」 ということ
最後の最後まで そのとおりだった
いつも なにかに夢中になるように真剣に二人で生きてきた

もうひとつは 「BOOはとても幸せになる」ということ
このときBOOは 照美を幸せにするとは言わずに BOOは幸せになると言った
へんなの・・・・と思っていたが
自分が幸せならば 相手は絶対に幸せ
だから BOOが幸せならば 私も幸せ
そして わたしたちは その通りに生きてきた
どんなときも BOOは幸せいっぱい 私ももちろん 幸せいっぱい
それは 健康な時も病気の時も 変わらないことだった

それから 今日はBOOの新しいお誕生日のようで みんなでお祝いできて
うれしいと感じていること

挨拶を終えて レッサンピリリ をうたう
おそらく BOOは このうたを今ここでみんなにうたいたいに違いない
久しぶりに会う顔 よく会う顔 いろいろなひとに伝えたい
BOOのメッセージのような気がして
来てくださった恩人友人たちの胸に まっすぐ届くように
無理して声を張り上げず いつもよりキーを落として
少し 太めの声で唄う
ラララ・・・のところは 会場の方にも一緒にうたってもらった
うたごえが ひびいた

我ながら いい唄になった


通夜には 200人を超えるたくさんの方が参列してくださった
かけつけてくださった方々の顔を見ながら
いろいろなことが思い出された
あぁ よかったねぇ BOO
BOOの代わりに 頭をさげてご挨拶する


通夜が終わり 待っていてくれた友人たちと話をする
実にいろいろな方が 来てくださった

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夜は 控室に寝袋で泊る

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久しぶりに再会する友人たちと記念写真
特別きれいなわたしはBOOのとなりです~




 
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by yokoiterumi | 2012-01-05 21:41 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(3)

27 通夜準備

1月4日(水)
思い立って準備した 私の好きなBOOの写真などを持って 斎場へ
真っ先にBOOのところへ走って行って 棺の小窓を開ける
いやぁ こんなふうに走っていきたくなるとは 自分でもびっくり
よし BOOは無事
なんだか 初めて子どもを保育園に預けたお母さんの気分

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持ち込んだBOOの作品をエントランスホールに置く
厳選した6枚の作品たち
それから 私の好きなBOOの写真と 弥勒のユーチューブを集めたDVD
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エントランスにずっと弥勒の唄が響いている
それだけで 落ち着いてくる
私たちのペースで 私たちの心地よい空間ができていく
リラックスした空間の中で
私はきっと 私のままでいられる
あぁ いい時間がすごせるな
緊張しながらも とても気持ちのいい 予感がする

思いつきで持ってきたコピー用紙に筆ペンで 言葉をかいていく
そうだ 結婚式のときにBOOがしゃべったこと書いておこう
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だいたい整ったところで 青梅の聞修院の住職が到着
「うわぁ~  会いたかったです~ 」と姿を見つけて駆け寄る
『うん うん じゃぁ 打ち合わせをすぐにしようか いろいろあるだろうから』

一般的に喪主挨拶は二日目と聞いていたが
『お経を読み始めて10分したら 喪主挨拶 そのあと唄ってもいいよ』
「えっ 挨拶は明日じゃないんですか・・・」
『あのね 今日しか来れない人もいるんだから 
僕はいつも通夜の時にも挨拶を入れるように言うの 
大丈夫 多分ちゃんと しゃべれるよ 
唄はどっちでもいいよ
うたってもいいし うたわなくてもいいし』

・・・・・・・。
「じゃぁ 泣かずにやれそうなら 唄います」

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by yokoiterumi | 2012-01-05 21:00 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(1)

26  家をでる

1月4日(水)
もうそろそろ お迎えの車が来るころだなぁと思っていたら
奈良から友人が 「家にいるBOO」 にこだわって 駆けつけてくれた
BOOの枕元で うたをうたってくれる
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この唄を次会う時の お互いの合い言葉のようなものにしようと言っているような
そんなふうに聞こえる唄だった

手伝ってくれる友人たちが ぞくぞく我が家に集まって
BOOの出発を待つあいだ 唄をうたった
BOOさんの好きな曲をといわれ 「ゆらりん」をうたう
しみじみ感じてこだわることはないけど
家でBOOのカラダと一緒に唄う最後の「ゆらりん」

BOOが家に帰ってきた12月初旬から 
もう二度とないかもしれない一瞬を 大切に過ごすことを
ずっと積み重ねてきた
生きている時も 死んでからも 同じだった
カラダがあるうちは 同じ思いで この一瞬を大切にしている私がいる
そういう意味で カタチがあるとうことは カタチに納まって生きている私にとって
思っていた以上に 重要なことなのだと思った
反面 そんなに重要なことじゃないと感じながらも

友人に囲まれて ほんとうに心強い 家からの出発
窓越しに心配して様子を見てていてくださった御近所の方に
手を振って 『いい顔だから見てくださ~い』と叫ぶと
わざわざ出てきてくださった
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手に数珠を持って 小走りに来てくださった様子に
しずかに感動していた
そっと 気にしてくださっている たくさんの目があって
私たちは 暮らしてきた 
ほんとうに ありがたいことだらけ
気づかないところに たくさんのありがとうがある


「じゃぁ BOOすぐに行くからね~ いってらっしゃい」
と見送る
友人が 「BOOさん 1人になって心細いんじゃない~」という
う・・・ん
そうかもな
でも 肉体を離れて自由になって飛びまわっているBOOは
なんだか 今までの何倍もおおきくておおらかで
すっぽりいろいろなものを包み込んでいる気がする

1人になって心細いのは わたし それは事実
でも BOOが 心細がっていたら大丈夫だよと言ってあげなくちゃと
思うことで いま 自分を元気にしている

さぁBOOが待っているから 斎場へ早くいかなくちゃ

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by yokoiterumi | 2012-01-05 20:28 | うまれるひまで12/25~1/6 | Comments(0)