ゆっくりあるこう   by照美 yokoiterum.exblog.jp

大自然のかみさまと おなじほしにうまれたいのちにであう旅 唄いながら旅しています ~照美 


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東京日帰り旅行

11月29日(木)
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関西から上京した目の見えない先生と
つい先日関西から東京に引っ越してきた 今日初めて会う友人と
3人で東京旅行
待ち合わせの有楽町駅へ 二人はJR 私は東急線
迷子になるのを想定して30分も貯金して家を出たのに
私一人5分遅刻してしまった・・・ カナシイ
東京の地下鉄の駅は本当に広くって わけワカンナイ

「白杖あればどこへでもいっちゃう」先生は
ホントに目が見えてないのだろうか・・・?と思うほど物知りで
このメンバーで東京へ繰り出すといえば
誰がどう考えても 横浜に住んでいる私が御案内するのが筋だろうに
けっきょくのところ
遅刻しただけではなく 通りの名前も分からなければ
普通誰もが知っていそうなビルの名前もわからず
食事のできるところも薦められず
乗り換えの地下鉄の種類もわからず
事前に調べるサービス精神もかけており
まぁ 期待もされていなかったのだけど
つまり・・・お二人に 東京に連れて行ってもらった

一番の目的はオルゴール博物館へいくこと
来年5月に閉館してしまうオルゴール博物館には
シリンダーオルゴールや ディスクオルゴールだけではなくて
ペーパーに記録して再生する1890年代の自動演奏ピアノもあった
オルゴールと自動演奏ピアノが同じ原理だということや
厚紙に音が記録できるということが どうしても理解できなくて
なんでだろー  なんでだろー
どーしてだろー 誰が考えたんだろー
と 子どもみたいに連発していたら先生が
「時計職人が考えたんですよ」

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明治大正創業の銀座のお店を何軒か観光して 
有名なパーラーでお茶をした
あぁ 今日はお化粧してこなかったァ・・・
たぶん このパーラーの中で口紅もつけずに今いるのは私だけかもなぁ
仕方ないや

陽が落ちた帰り道 綺麗な着物を着て素敵に化粧した女性と行き交った
小説の中にいるような気持ちになった

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別れ際 東京駅でトイレにいくとき
男性のトイレの入り口で だいじょうぶかなぁ・・・と待っていたら
「あぁ すみません~ たすかりました~」と言いながら
別の男性の肩に手をおいて先生が戻ってきた
私も友人も
たすかりました~ありがとうございました~ とその方にお礼を言った
「いやぁ 東京もいい人はいるもんだ~
 肩かしましょうかって言ってくれはって~」

いろいろな場面を思い出していた
わたしは 目の見えない人と長時間一緒に行動したのは初めてだった
どんなふうに肩を貸していいのか どんなふうに立ったらいいのか
自分が目が見えなかったら どうしてほしいだろう 
先生と出かけるのが何度目かになる友人のエスコートの様子を見て
いろいろな気遣いを学んだ
文字としてある情報 自分の目で見た情報 予告する情報

目が見えなかったら 
今日歩いた地下鉄と地上の往復は困難極まりないと思った
立ち止まることなくスイスイと動き続ける人の波もこわかった
レストランのメニューに点字が添えられているものは ほとんどなかった
障害者用のトイレは車椅子の人が使いやすいように配慮されていて
ボタンがしたの方にあるので
目の見えない方はなかなか探すのが難しかった
トイレの水洗センサーやレバーは配置に決まりがなくて
探すのが大変そうだった

ご一緒していろいろなことを感じることができました 
と 先生にお礼を言うと 先生はこんなふうに言っていた

「社会はね もちろんボクらを基準にしなくても いいわけ
 でもね こんなことが不便なんですっていうのをね
 実際にボクたちが こうやって外にフラフラと出て行って伝えないと 
 目の見える人は 視覚障害者にとって何が不便なのかわからないもんね」



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by yokoiterumi | 2012-11-29 23:35 | 2012 照美 | Comments(0)